京都大学 大学院生命科学研究科 遺伝子特性学分野 山野グループ

生命が反応の場をつくり、使い、受け継ぐ原理を解き明かす。

生命は、いかにして必要な分子を集め、秩序ある化学反応場をつくり、次世代へ受け継ぐのでしょうか。私たちは、この問いに微細藻類の「ピレノイド」で迫ります。葉緑体の中で分子が液滴状に集まる「相分離」によって生まれる、膜のない光合成の反応場をモデルに、生命の秩序形成を探究しています。

反応場の形や状態の変化と、細胞分裂での継承を追い、水中の炭素を集めるCO2濃縮機構の駆動と制御を解き明かします。分子が「集まる」だけでなく、物質とエネルギーが流れる中で「働き続ける」仕組みを、環境に応じた遺伝子発現の切り替えまで含めて理解します。

分子・細胞生物学に物理学とAIを融合し、細胞の違いを見分けて取り出す技術の開発にも取り組みます。さらに、環境変動と反応場の獲得・喪失を結び付けて調べます。細胞の一生から進化の歴史へと視野を広げ、生命に共通する原理を読み解き、光合成の改変や人工反応場の設計へとつなげます。

研究内容を見る

研究に関する講演・学会発表予定

Cell Bio 2026 · An ASCB|EMBO Meeting

〜
San Diego Convention Center, San Diego, CA

Koujiro Matsuo and Takashi Yamano (Poster presentation)

Unsupervised machine-learning identifies subtle pyrenoid defects linked to cell division and CO2-dependent growth in Chlamydomonas reinhardtii

新着情報

News
セミナー

How does the regulation of energy flow change acclimation to the environment?

カリフォルニア工科大学のAdrien Burlacot博士の来日に伴い、セミナーを開催します。

講演者
Dr. Adrien Burlacot
(California Institute of Technology)
日時
場所
北部キャンパス
農学生命科学研究棟 1F
セミナー室(2)
講演要旨(PDF)
受賞

研究室の卒業生の嶋村大亮さん(現・理研CSRS基礎科学特別研究員)が2026年度植物学会若手奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!

受賞

植物生理学会年会でD3の松尾光治良君がPCP Poster Award 2026を受賞しました。

論文

水圏光合成のCO2濃縮機構を制御するブレーキ因子を同定した論文がPNASで公開されました。

過去のニュース