最新の研究成果のプレスリリース

・藻類のCO2吸収の鍵となる細胞外タンパク質の機能を解明 -40年来の議論にゲノム編集技術で決着-(2024年)

・葉緑体タンパク質が働く場所を変化させ光合成の能力を柔軟に維持する仕組みを発見(2021年)

・光合成により生じたデンプンの新たな機能を発見(2020年)

・藻類のオイル生産を制御する因子を同定 -有用脂質生産の自在制御に向け大きな一歩-(2019年)

・世界初のIntelligent Image-Activated Cell Sorterを開発 -細胞画像の深層学習により高速細胞選抜を実現-(2018年)

・緑藻の体内時計:赤や紫の光情報を体内時計に伝える因子を発見(2017年)

・「光合成のターボエンジン」CO2濃縮機構が葉緑体を介して制御される仕組みを新たに発見(2016年)

・藻類の光合成を支える二酸化炭素濃縮システムを解明(2015年)

モデル緑藻クラミドモナス

クラミドモナスの光学顕微鏡写真(左)と蛍光顕微鏡写真(右、Goodenough 1992 Cellを改変) (左)1つの核と1つのカップ状の葉緑体を持つ。この写真では核の構造は明確ではない。2本の等長の鞭毛を持ち、平泳ぎのように動かして泳ぐ。葉緑体の中にはCO2固定酵素Rubiscoが凝集したピレノイドを持つ。 (右)赤色は葉緑体の自家蛍光、緑色および黄色は鞭毛とBasal bodyに局在するCentrinを免疫染色したもの。
緑藻クラミドモナスとは  クラミドモナス(Chlamydomonas reinhardtii)は単細胞の緑藻で、和名をコナミドリムシといいます。淡水や土壌中に生息し光合成をすることから、緑の酵母(Green yeast)と呼ばれることもあります (Goodenough 1992 Cell)。これまで微生物界、植物界(緑藻)、動物界(鞭毛虫)に重複して分類されていましたが、 今はゾウリムシなどと同じ原生生物に分類されています。クラミドモナスは性を持ち、雄株(mt-)と雌株(mt+)に分かれていますが、雌雄同型であり外見では区別がつきません。

 クラミドモナスは最初に葉緑体DNAが発見された生物でもあり、葉緑体・ミトコンドリア・核の3つのゲノムについてDNAの形質転換が可能です。また雌雄株の交配により異なる形質を持つ株を掛けあわせ、 より有用な形質を持つ株を作出する分子育種が可能です。光合成、生殖、鞭毛に関する基礎研究だけでなく、バイオ燃料の生産を目指した応用研究までをカバーする、世界中で注目を浴びているモデル生物です。

 我々は最近、迅速かつ高効率のクラミドモナス形質転換系を開発しました(Yamano et al. 2013, 国内及び米国特許取得済)。 この技術により遺伝子破壊株ライブラリーの作成などが格段に容易になり、PCRスクリーニングによって調べたい遺伝子の変異株を単離することが可能となりました。

クラミドモナスをモデルとして用いた我々の研究について  我々の研究の中心テーマは、光合成生物がCO2、栄養源(窒素、硫黄etc)、光などの環境因子をどのように感知し(センシング)、下流の遺伝子に伝え(シグナル伝達)、どのような遺伝子群を発現誘導し(トランスリプトーム)、どのような順化過程を誘導するかといった環境応答機構に関するものです。例えば、クラミドモナスは環境中のCO2が欠乏すると、光合成能を維持するために無機炭素(CO2, HCO3-)を細胞内に積極的に取り込み濃縮する、CO2濃縮機構(CCM)を誘導します。また、窒素源や硫黄源が枯渇するとバイオディーゼルの原料となるトリアシルグリセロール(TAG)の蓄積が誘導されます。

 我々はこれまでにCCMの制御因子(Fukuzawa et al. PNAS 2001, Yoshioka et al. Plant Cell 2004)、無機炭素の輸送に関わるトランスポーター(Yamano et al. PNAS 2015, Ohnishi et al. Plant Cell 2010)、栄養欠乏条件下でTAGの蓄積を正に制御し、窒素欠乏下の光合成活性の抑制に関与する新規な調節因子(Kajikawa et al. Plant Phys. 2015)などを同定してきました。また、cDNA情報を利用したトランスクリプトーム解析の手法を確立し(Miura et al. Plant Phys. 2004)、クラミドモナスの全ゲノム解読を報告しました(Merchant et al. Science 2007)。

 さらに、クラミドモナスのゲノムライブラリーや次世代シーケンサーを用いた大規模発現プロファイル情報を整備しており、これらの遺伝子リソースを用いて明らかになった多くの科学的知見が論文として発表されています。クラミドモナスについてさらに詳細な情報を知りたい方は、クラミドモナスのゲノム解読の論文や、下記の日本語の総説記事を参照してください。

    日本語総説(クリックするとPDFファイルが開きます)
  • 福澤秀哉、山野隆志、梶川昌孝
    緑藻クラミドモナスにおける無機炭素濃縮機構と脂質代謝 光合成研究 22(3)(2012)
  • 福澤秀哉、久保雄昭、山野隆志
    緑藻クラミドモナスのゲノムから植物と動物の機能を探る 蛋白質核酸酵素 53:1133-1143 (2008)
  • 福澤秀哉、山野隆志
    二酸化炭素による転写調節機構−緑藻クラミドモナスのCO2濃縮機構 蛋白質核酸酵素50:958-965 (2005)

CO2濃縮機構と重炭酸イオン輸送体の発見

CO2濃縮機構  光合成におけるCO2の欠乏ストレスに順化するために、植物はその進化の過程で細胞内にCO2を輸送・濃縮するシステムを獲得しました。 光合成の炭酸固定に注目すると,植物はC3植物,C4植物,および多肉植物型光合成(Crassulacean Acid Metabolism: CAM)植物に分類されますが、イネ,ムギなどの農業上有用な植物を含めて、 地球上の植物の多くはC3植物に属し、カルビン・ベンソン回路で大気中のCO2を固定して炭水化物へと変換します。CO2固定酵素Rubiscoは、 CO2と反応するカルボキシラーゼ活性と競合して酸素と反応するオキシゲナーゼ活性も示すので、C3植物の光合成効率は決して高くありません。 一方、トウモロコシなどのC4植物は、維管束鞘細胞と葉肉細胞からなるクランツ構造を利用したC4回路でCO2を濃縮し、Rubiscoのオキシゲナーゼ活性を排除しています。

 水中ではCO2は水と反応して重炭酸イオン(HCO3-)の形で多く存在することが知られています。CO2と異なり、 電荷を帯びた重炭酸イオンは細胞や葉緑体を覆う生体膜を通過することができません。従って、水中の藻類はCO2を細胞内に十分に取り込むことが難しく、 光合成に不利なCO2欠乏環境にさらされます。このような環境においても光合成を維持し生存するために、藻類は細胞膜と葉緑体包膜という2つの障壁を乗り越えて積極的に重炭酸イオンを取り込み、 細胞内に濃縮することで光合成を行うと考えられています。これはシアノバクテリアや藻類が、光エネルギーを用いて細胞外から能動的に無機炭素を細胞内に輸送し、 Rubisco周辺にCO2を濃縮するシステムによることが知られており、CO2濃縮機構(CO2-concentrating mechanism: CCM)と名付けられています。 C4光合成のような維管束鞘細胞と葉肉細胞の複雑な相互作用による有機酸の脱炭酸反応を介する濃縮経路とは異なり、CCMは細胞膜や葉緑体膜に局在する輸送体を介した無機炭素の直接的な輸送によると考えられています。 藻類がこのようなCO2濃縮系(重炭酸イオン輸送系)を持つことは1980年に生理学的に発見されましたが (Badger et al. Plant Phys. 1980)、その輸送を担っている分子の詳細は長らく不明であり、 藻類の光合成の仕組みを解明するうえで非常に重要な問題として残されていました。

クラミドモナスの重炭酸イオン輸送モデル。細胞膜に局在するHLA3と葉緑体包膜に局在するLCIAが協調して重炭酸イオンを細胞内に輸送する。
重炭酸イオン輸送体の発見  私たちは、クラミドモナスをモデル生物として細胞膜と葉緑体包膜に局在する重炭酸イオン輸送体の同定を試みました。 これまでに蓄積された大規模な遺伝子発現情報(Miura et al. 2004 Plant Phys.)や 遺伝子破壊等の解析手法を通して、細胞膜にHLA3タンパク質が、葉緑体包膜にはLCIAタンパク質が局在し、互いに協調して重炭酸イオンを輸送することを明らかにしました (Yamano et al. PNAS 2015)。これら2つの輸送体の重要性は、 遺伝子破壊株と同時過剰発現株を作出して証明する事ができました。これまで海水に生息する珪藻において、細胞膜に局在する重炭酸イオン輸送体が明らかになっていますが、 淡水に生息する藻類が共通して持つ、葉緑体包膜と細胞膜の2段階からなる重炭酸イオン輸送経路を初めて解明しました。

 地球の大気に多量に含まれている酸素は、光合成により水が分解されて生じましたが、逆にCO2は光合成によって固定され続けてきました。 光合成によって長い年月蓄えられてきた石炭石油を燃やすことで、大気中のCO2濃度は400 ppmに増加し、現在の地球環境は温暖化・食糧不足・エネルギー枯渇などの様々な問題を抱えています。 これに対して、藻類が持つ遺伝子を利用・改変し、光合成の能力を極限まで高めたスーパー植物を創出することで解決しようとする新たな試みが世界的な競争のなか進められています。 本研究で明らかになった藻類の重炭酸イオン輸送システムをイネやコムギなどの主要作物に導入することでCO2の吸収量と生産量を高め、上記の問題を解決するためのブレイクスルーにつながることが期待されます。

    関連する論文と総説
  • Toyokawa C, Yamano T, Fukuzawa H
    Pyrenoid Starch Sheath Is Required for LCIB Localization and the CO2-Concentrating Mechanism in Green Algae. Plant Physiology 182(4):1883-1893 (2020)

  • Wang L, Yamano T, Takane T, Niikawa Y, Toyokawa C, Ozawa S, Tokutsu R, Takahashi Y, Minagawa J, Kanesaki Y, Yoshikawa H, Fukuzawa H
    Chloroplast-mediated regulation of CO2-concentrating mechanism by Ca2+-binding protein CAS in the green alga Chlamydomonas reinhardtii. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 113(44):12586-12591 (2016)

  • Yamano T, Sato E, Iguchi H, Fukuda Y, Fukuzawa H
    Characterization of cooperative bicarbonate uptake into chloroplast stroma in the green alga Chlamydomonas reinhardtii. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 112(23):7315-7320 (2015)

  • 山野 隆志、福澤 秀哉
    「緑藻クラミドモナスにおける光合成ターボエンジンの駆動と制御」
    光合成研究 29(1):14-28 (2019)

藻類の新奇な脂質蓄積制御因子の発見

近年の化石燃料資源の有限性や低炭素社会への転換といった社会要請に対して、藻類を用いたバイオ燃料の実用的生産が期待されています。しかしその実現には多くの乗り越えるべき課題があります。特に、藻類の脂質代謝経路ならびにその制御系に関する知見が十分ではないことが挙げられます。そこで私達は、モデル緑藻であるクラミドモナスで脂質蓄積が異常な変異株を単離し、脂質代謝における制御因子の同定を進めています。

 これまでに、脂質の染色蛍光強度を指標として、セルソーター分取システムを用いた変異体のスクリーニングを行い、窒素欠乏状態でトリアシルグリセロール(TAG)の蓄積が異常になる変異体 tag accumulation regulator1 (tar1)を取得しました(Kajikawa et al. Plant Phys. 2015)。変異体tar1 は、酢酸培地を用いた光従属栄養条件で細胞を窒素飢餓状態にすると、野生型に比べて(1) デンプンは蓄積するが TAG 蓄積レベルが10 分の1に低下し、(2) 細胞分裂が停止し細胞サイズが大きくなり、(3) クロロフィルの分解が遅れて光合成の停止が遅れる、という表現型を示しました。これらの結果から、TAR1は窒素飢餓に応答した細胞分裂・光合成・脂質蓄積の制御に係わる事が示唆されました。TAR1遺伝子がコードするタンパク質は、酵母のYak1 と相同性をもつタンパク質リン酸化酵素Dual-Specificity Tyrosine Phosphorylation-Regulated Kinase (DYRK)のサブファミリーの1つでした。さらに、細胞を光独立栄養条件で窒素欠乏にさらすと、クロロフィルを維持したまま、細胞あたりのデンプンに加えてTAGの蓄積量が野生型より増加するという非常に興味深い表現型も観察されています(論文準備中)。また、光独立栄養かつ窒素欠乏条件で野生株とtar1 変異株における遺伝子発現をRNA-seqで網羅的に解析することで、tar1 変異株と野生株との間で発現レベルの差が認められる遺伝子を選び出し、タンパク質リン酸化プロテオーム解析の結果と照らし合わせることで、TAR1が介在するTAGやデンプンの代謝制御系を理解する事を目指しています。

ナイルレッド染色後の緑藻の蛍光顕微鏡像。野生株WT、変異株tar1-1、 変異相補株 C1。赤色はクロロフィル蛍光、黄色い点が脂肪滴を示す。
酢酸を含む窒素欠乏培地に移し替えて2日後の細胞切片の電子顕微鏡観察像。デンプン(S)、油滴(LD)。
酢酸を含む窒素欠乏培地での、野生株(WT)、tar1-1変異株、相補株(C1)の細胞の色調変化。tar1-1変異株ではクロロフィルの分解が抑えられている。
    関連する論文等
  • Kajikawa M, Sawaragi Y, Shinkawa H, Yamano T, Ando A, Kato M, Hirono M, Sato N, Fukuzawa H
    Algal dual-specificity tyrosine phosphorylation-regulated kinase, triacylglycerol accumulation regulator1, regulates accumulation of triacylglycerol in nitrogen or sulfur deficiency. Plant Physiol. 168(2):752-64 (2015)

最近の修士・博士論文のタイトル

    2023年度

    [修士課程]
    ・緑藻のピレノイドをモデルとした相分離オルガネラ形成異常変異株の解析
    ・異なる局在を示すCobW-WWタンパク質によるCO2濃縮の協調的な抑制機構

    2022年度

    [博士課程]
    ・緑藻のピレノイド局在性因子ならびに核局在性因子による無機炭素濃縮機構の調節
    (研究成果が筆頭著者としてPhotosynthesis research誌(2023)に掲載されました。)

    [修士課程]
    ・緑藻におけるCO2濃縮機構の制御: マスター制御因子CCM1及びクロマチンダイナミクスの解析
    ・緑藻のMYB転写因子LCR1がCO2欠乏条件下で制御する遺伝子の探索とその機能解析
    ・緑藻のC/Nストレス応答におけるタンパク質リン酸化酵素TAR1とDYRKP1の機能比較
    (研究結果の一部がJournal of General and Applied Microbiology 誌に掲載されました。)

    2021年度

    [修士課程]
    ・緑藻においてC/Nストレス条件下でクロロフィル蓄積量の制御に関わる因子の検討
    (研究結果の一部がJournal of General and Applied Microbiology 誌に掲載されました。)
    ・硫黄欠乏環境でトリアシルグリセロールを高蓄積する緑藻CCDC124変異株の解析
    ・緑藻におけるCO2濃縮機構を制御する因子CCM1の細胞内局在と機能領域
    ・緑藻クラミドモナスが持つ液-液相分離するピレノイドの形成異常株の単離と解析
    ・緑藻においてCO2濃縮機構を制御するタンパク質CBP1の局在と機能

    2020年度

    [修士課程]
    ・緑藻のC/Nストレス応答における2つのDYRK型キナーゼの関連性と新奇制御因子
    (研究結果の一部がJournal of General and Applied Microbiology 誌に掲載されました。)
    ・緑藻における重炭酸イオンチャネルLCIAの発現調節変異株の解析
    ・Regulation of LCIA in Chlamydomonas reinhardtii and low sodium-dependency of photosynthesis in the diatom Chaetoceros gracilis
    (研究結果の一部がMarine Biotechnology誌(2021)に掲載されました。)

    2019年度

    [博士課程]
    ・緑藻のCO2濃縮機構におけるピレノイドデンプン鞘の役割
    (研究成果が筆頭著者としてPlant Physiology誌(2020)に、また共著者としてPlant Physiology誌(2022)に掲載されました。)
    ・炭素と窒素の栄養バランス応答における緑藻のタンパク質リン酸化酵素TAR1の機能
    (研究成果が筆頭著者としてPlant&Cell Physiology誌(2019)に掲載されました。)

    [修士課程]
    ・緑藻のピレノイド形成に関わるSAGA1タンパク質のCO2濃縮機構における役割
    (研究成果の一部がPhotosynthesis research誌(2023)に掲載されました。)
    ・C/Nストレス条件でトリアシルグリセロールを高蓄積する緑藻のCCDC124変異株の解析

    2018年度

    [修士課程]
    ・緑藻における無機炭素濃縮機構必須因子LCIBの局在制御
    (研究成果の一部がPlant Physiology誌(2022)に掲載されました。)
    ・緑藻のC/Nストレス応答異常変異株pp2c3の解析
    ・珪藻における無機炭素濃縮機構関連因子の探索と重炭酸イオン輸送体SLC4-1の解析(修士課程)
    (研究成果の一部がMarine Biotechnology誌(2021)に掲載されました。)
    ・珪藻の脂質代謝改変によるリシノール酸生産能の改良

    2017年度

    [修士課程]
    ・緑藻クラミドモナスにおけるMLTK1挿入変異株とMYBL4挿入変異株の解析

    2016年度

    [博士課程]
    ・A calcium-binding protein CAS regulates the CO2-concentrating mechanism in the green alga Chlamydomonas reinhardtii
    (研究成果が筆頭著者としてPNAS誌(2016)に掲載されました。)

    [修士課程]
    ・珪藻Chaetoceros gracilisにおけるリシノール酸の生産
    (研究成果の一部がScientific Reports誌(2016)に掲載されました。)
    ・CO2濃縮機構を制御するCCM1複合体およびCASの解析
    (研究成果の一部がPNAS誌(2016)に掲載されました。)
    ・緑藻クラミドモナスと珪藻ツノケイソウにおける重炭酸イオン輸送体の解析
    (研究成果の一部がPNAS誌(2015)に掲載されました。)
    ・クラミドモナス窒素欠乏応答変異株およびシロイヌナズナAtYak1変異株の解析

    2015年度

    [修士課程]
    ・トリアシルグリセロール蓄積異常株tar1の単離と解析
    (研究成果の一部がPlant Physiology誌(2015)に掲載されました。)
    ・無機炭素濃縮能を制御する新規因子CrCASの機能解析
    (研究成果の一部がPNAS誌(2016)に掲載されました。)

    2014年度

    [修士課程]
    ・緑藻クラミドモナスにおけるスクアレン代謝の制御機構の解析
    (研究成果の一部がPLOS ONE誌(2015)に掲載されました。)
    ・緑藻クラミドモナスにおける低CO2誘導性膜タンパク質LCIAとHLA3の機能解析
    (研究成果の一部がPNAS誌(2015)に掲載されました。)
    ・緑藻クラミドモナス野生株C9のSNPs解析および珪藻キートセロスのCO2欠乏条件下における光合成特性
    ・緑藻クラミドモナスにおけるCO2応答に異常を持つ変異株の単離およびオートファジー関連遺伝子の機能解析

    2013年度

    [修士課程]
    ・光とCO2に依存して局在変化する葉緑体タンパク質LCIBの機能解析
    (研究成果の一部がPhotosynthesis Research誌(2014)に掲載されました。)
    ・ユニークな糖結合モジュールを含むビフィズス菌のα-galactosidaseはB型血液型抗原に特異的に作用する
    (研究成果が筆頭著者としてGlycobiology誌に掲載されました。)
    ・Bifidobacterium longum subsp.longum JCM1217由来GH43グリコシダーゼの解析
    ・線虫Caenorhabditis elegansへのグルコサミン投与による寿命への影響の解析
    ・ビフィズス菌Bifidobacterium longum subsp. longum JCM 1217由来GH31酵素の解析
    ・緑藻クラミドモナスにおけるオレイン酸代謝の改変ならびにオートファジーの機能解析